春に熊野に旅した時、本宮大社旧社地“大斎原“にも足を伸ばしました
巨大な鳥居がそびえ、桜をまとっているようでした
絶景にしばし時間を忘れて、見惚れていました
熊野本宮大社旧社地「大斎原(おおゆのはら)」は、熊野三山の一つである熊野本宮大社がかつてあった場所です。熊野本宮大社は、和歌山県田辺市本宮町にあり、古代から信仰の中心地として知られています。大斎原はその歴史的な起源地であり、重要な宗教的・文化的遺産です。
歴史概要
- 創建と起源:
- 熊野本宮大社の起源は不明ですが、古くから熊野信仰の中心地とされ、紀元前からの歴史を持つと言われています。熊野信仰は、日本の自然崇拝や仏教、神道が融合したもので、多くの参詣者が訪れました。
- 大斎原の位置と役割:
- 大斎原は熊野川の河原に位置し、かつては熊野本宮大社の主要な社殿がここにありました。古くから「熊野の奥の宮」として知られ、全国からの参詣者が集まる場所でした。
- 災害と移転:
- 1889年(明治22年)、熊野川の洪水により社殿が流される大きな被害を受けました。この災害を受け、熊野本宮大社は現在の場所(標高が高い場所)に移転されました。移転後も、大斎原は旧社地として神聖な場所とされています。
- 大斎原の現在:
- 現在の大斎原は広大な河原で、中心には「日本一の大鳥居」が立っています。この鳥居は高さ34メートル、幅42メートルの大きさで、圧倒的な存在感を持ちます。多くの参拝者がここを訪れ、過去の熊野本宮大社の繁栄を偲んでいます。
大斎原は、熊野信仰の象徴的な場所であり、その歴史と文化を体感できる貴重な遺産です。
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